今回のお腹の中の人のこと
今回の妊娠が結構波乱万丈なので、記録しておきたいと思う。
暗い話。
Q之介の時もそうだったのだが、なかなか妊娠しない体質らしく、今回の妊娠も
望んでから結構時間がかかってようやく、といった感じだった。
もう30を超えているので、妊娠するなら早い方がいいと、不妊治療を始めようかという
話をしているところに、今回の妊娠であった。
毎月期待をしていたから、早期妊娠検査薬を使っていた。
しかし今回も陰性で、リセットかなと思っていたらなかなか来るものが来ない。
周期の乱れかなと思いつつ、通常の検査薬を使ってみたら陽性が出た。
その日のうちに近所の産婦人科に行って、妊娠を確認したのだが、
計算上の週数のわりに、胎嚢が見えない。
「もしかしたら子宮外妊娠かもしれません」といわれ、
2,3日のうちに大学病院にかかってくださいと言われた。
次の日、大学病院で血液検査とエコー。
血中hCG値が500と低く、卵巣や卵管に影は見えないとのことで
また1週間後、受診するように言われた。
この時点で「通常妊娠、子宮外妊娠、流産の可能性があります」と言われた。
1週間後再検査。
エコーで子宮内に胎嚢が二つ確認される。
「内出血かもしれないけど、袋っぽい。双子かもしれない」と言われ動揺した。
「このまま双子になるかもしれないし、片方が消えてしまうかもしれません」とも言われた。
双子だったら、お金はどうなるだろうか、買った家が将来手狭になるのではないだろうか、
そもそも精神疾患持ちの私が、双子育児に耐えられるのだろうかという不安が
最初に襲ってきた。
2週間いろんなことを調べたりして、双子でもなんとか頑張れるようにしよう!という
気持ちになった。
2週間後、エコーをすると、胎嚢は一つに減っていた。
もうひとつが内出血だったのか、消滅してしまったのかは今となってはわからない、
とのことだった。
ほっとしたようで、さみしい気持ちだった。
しかし、この時、残った方の胎嚢には胎芽とその心拍が確認された。
その1週間後、酷い風邪をひいてしまった。
Q之介がサイトメガロウィルス感染症による肝障害を起こし、入院していた為、
毎日看病に行っていたのだが、その疲れからかもしれないし、
Q之介のウィルスをもらってしまったかもしれない。
妊娠初期で風邪薬を処方してもらえず、酷い咳が毎日続き、腹圧がかかる。
そして出血があり、次の日病院に行った。
エコーでは胎嚢の周りに大きな血腫があった。ここから出血しているのかもしれないし
これから流産するかもしれません。とのことだった。
この前確認できた胎芽の心拍は確認できなかった。
心臓が止まってしまったのか、今回たまたま見えなかったのかはわからない。
今週土曜日にまた受診する予定。
前回の妊娠はなぜあんなに能天気に妊婦やってたんだろう、と思う。
暗闇の中、両側断崖絶壁の細い道を「赤ちゃん♪赤ちゃん♪」と希望で盲目状態で
るんるん歩いていたように感じる。
今回の妊娠は、その断崖絶壁の道を、灯りを渡されて歩いているようだ。
希望に浮かされて歩くその道が、足を踏み外したら絶望に転がり落ちる道だと
思い知る。
病院でいろんなことを言われる度に、その単語を検索する。
そうすると、その状態になった当事者たちの記録を目にする。
産科の希望にあふれた世界のすぐ隣に、絶望の世界がある。
今回がどういう結果になるかはまだわからないが、Q之介が無事に産まれた、その奇跡の価値を
思い知れというメッセージの妊娠なのかもしれない。
暗い話。
Q之介の時もそうだったのだが、なかなか妊娠しない体質らしく、今回の妊娠も
望んでから結構時間がかかってようやく、といった感じだった。
もう30を超えているので、妊娠するなら早い方がいいと、不妊治療を始めようかという
話をしているところに、今回の妊娠であった。
毎月期待をしていたから、早期妊娠検査薬を使っていた。
しかし今回も陰性で、リセットかなと思っていたらなかなか来るものが来ない。
周期の乱れかなと思いつつ、通常の検査薬を使ってみたら陽性が出た。
その日のうちに近所の産婦人科に行って、妊娠を確認したのだが、
計算上の週数のわりに、胎嚢が見えない。
「もしかしたら子宮外妊娠かもしれません」といわれ、
2,3日のうちに大学病院にかかってくださいと言われた。
次の日、大学病院で血液検査とエコー。
血中hCG値が500と低く、卵巣や卵管に影は見えないとのことで
また1週間後、受診するように言われた。
この時点で「通常妊娠、子宮外妊娠、流産の可能性があります」と言われた。
1週間後再検査。
エコーで子宮内に胎嚢が二つ確認される。
「内出血かもしれないけど、袋っぽい。双子かもしれない」と言われ動揺した。
「このまま双子になるかもしれないし、片方が消えてしまうかもしれません」とも言われた。
双子だったら、お金はどうなるだろうか、買った家が将来手狭になるのではないだろうか、
そもそも精神疾患持ちの私が、双子育児に耐えられるのだろうかという不安が
最初に襲ってきた。
2週間いろんなことを調べたりして、双子でもなんとか頑張れるようにしよう!という
気持ちになった。
2週間後、エコーをすると、胎嚢は一つに減っていた。
もうひとつが内出血だったのか、消滅してしまったのかは今となってはわからない、
とのことだった。
ほっとしたようで、さみしい気持ちだった。
しかし、この時、残った方の胎嚢には胎芽とその心拍が確認された。
その1週間後、酷い風邪をひいてしまった。
Q之介がサイトメガロウィルス感染症による肝障害を起こし、入院していた為、
毎日看病に行っていたのだが、その疲れからかもしれないし、
Q之介のウィルスをもらってしまったかもしれない。
妊娠初期で風邪薬を処方してもらえず、酷い咳が毎日続き、腹圧がかかる。
そして出血があり、次の日病院に行った。
エコーでは胎嚢の周りに大きな血腫があった。ここから出血しているのかもしれないし
これから流産するかもしれません。とのことだった。
この前確認できた胎芽の心拍は確認できなかった。
心臓が止まってしまったのか、今回たまたま見えなかったのかはわからない。
今週土曜日にまた受診する予定。
前回の妊娠はなぜあんなに能天気に妊婦やってたんだろう、と思う。
暗闇の中、両側断崖絶壁の細い道を「赤ちゃん♪赤ちゃん♪」と希望で盲目状態で
るんるん歩いていたように感じる。
今回の妊娠は、その断崖絶壁の道を、灯りを渡されて歩いているようだ。
希望に浮かされて歩くその道が、足を踏み外したら絶望に転がり落ちる道だと
思い知る。
病院でいろんなことを言われる度に、その単語を検索する。
そうすると、その状態になった当事者たちの記録を目にする。
産科の希望にあふれた世界のすぐ隣に、絶望の世界がある。
今回がどういう結果になるかはまだわからないが、Q之介が無事に産まれた、その奇跡の価値を
思い知れというメッセージの妊娠なのかもしれない。
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2012/12/19 |
- 妊娠2 |
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